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愚放塾の1ヶ月を振り返り、卒業生としてその体験を記しました。
森啓太 27歳
            
僕は9月9日の開塾から10月8日までの一ヶ月間を愚放塾で塾生として過ごした。その一ヶ月を振り返って今、思うことを文章がヘタクソな僕なりに書いてみました。

【参加のきっかけ】

参加することになったきっかけは愚放塾のホームページづくりに関わっていた友人からの誘い。初めて塾長の木戸さんにお会いした印象はとにかく嫌味がなくてとても素敵な方だなあと素直に思った。よいしょではなく。笑

その後家でホームページを見るが怪しい…。胡散臭い…。なんだか面白そうだけど不安。参加を迷い周りに相談すると大多数が反対。
自分できちんと決めたいと思い、何度かその後木戸さんにお会いした。やっぱり大丈夫だ、そう思った。

それでも愚放塾で何をしたいという明確な目的もなく、漠然と面白そうだという理由で参加を決めた。最終的には直感。もともとあまりあと先考えない方ではあるにしても、直感でよく決めちゃったなぁと今でも少し不思議。そうして僕の一ヶ月愚放塾生活はスタート。

【生活スタイル】
当初の予定から一週間遅れたので僕は呑気に小豆島近くの島を観光。もう一人の参加者ゆうまくんは神奈川から小豆島まで徒歩&野宿の旅。その後木戸さんが小豆島に到着し、みんなで合流。ほぼ面識がない三者三様の男三人生活が始まる。

古民家生活に少し憧れを抱いていた僕。とんでもなかった。
前に誰かが住んでいたらしいのでモノは揃っているがとても住める状況ではない。家具は散乱。ジメジメ湿気はすごく、ホコリまみれ。虫もいっぱいいる。
…なめていた、無理かもしれない。そう、思った。

大掃除から始まった。どうにかなるもんですっかりキレイになり、快適。家が蘇っていくのを感じるのと同時に愛着も湧いてくる。ゆうまくんはホントにずううううううっと掃除してくれていた。ありがとう。

徐々に生活スタイルが安定していった。愚放塾は共同生活。毎日みんなで自炊。
一日の流れは朝浜辺で気功、朝ごはん、ライティング、演劇ワークショップをして、午後はそれぞれ好きなことして、農園行って、夕飯、今日のことをみんなで話して、寝るみたいな生活。

とにかくよく話す。みんなと自分と。本音を話すのが小っ恥ずかしいというか苦手。でも、あそこでは自然とできた。そんな空気が愚放塾にはあると思う。そしてその中で多くのコトに気づく。

【愚放塾で得たモノ】
そこで得られたモノは、無駄なモノを生み出すコトを楽しめるようになったこと。

小さい頃から絵を描いたり何かつくったりすることが好きだった。しかし、大学に入った頃からつくることが怖くなってしまった。自分がつくるものになんの意味があるんだろうか、とか。ノートの端っこに落書きすることすら意味がないと思い、遠のいていた。

理屈ばかりこねてなんかつくったり描いたりしていて、モノづくりが嫌いになっていた部分がある。あんなに好きだったのに。幼稚園の頃スケッチブック片手にルンルンで家族旅行に出かけていたくらい。

意味ないかもしれない、無駄なことを楽しめるようになった。理屈もいいけど感覚が大事。理由はあとから考えよう。まずは作ることを純粋に楽しもう。そんな風に思えた。僕にとっては大きな成果。大きな発見。

愚放塾そのものがある意味無駄なモノかもしれない。行ったからどうなるかなんて保証はないし、どうもならないとも思う。お金にもならないし、東京からも遠いし、生活は不便だし。

その無駄なところでやってきた数々の無駄なこと。愚放塾最初の何日かはとにかく量をつくった。わけわからないものをたくさん。そんなことをしていくうちにつくることへの意識が変わって行った。ただ、ただ楽しかった。つくっていくうちに僕の根本的な原動力に気づいた。

『楽しませること、そしてそれを楽しむこと。』

それが根本にあるんだと知った。今さらかもしれないけど、自分が本当に好きなことを知れた。

木戸さんから最後にいただいた言葉。
『楽しさを創り 共に遊ぶ』
僕にぴったりの言葉。

【環境】
気持ちって環境に結構左右されると思う。だから環境って大事。小豆島愚放塾は歩いて一分くらいのところに海がある。とんびがないていたりした。空が広くてついつい見入ってしまう。今日は青いなあ。星がキレイだなあ、なんて思ってしまう。今までろくに空など見たことないのに。

テレビがない。いろんなものがない。Wi-Fiは一応ある。情報が少ない。だから、何かしたくなる。

ご近所さんも親切でみなさんあったかい。初めてお会いしたおばあちゃんと話していたら茄子を頂いてしまったこともあった。東京だったら一瞬裏を読んだり変に疑ったりしていたかも。そのときは、素直に「ありがとう」って思った。

【最後に…】
愚放塾に関わった全ての方に本当に感謝。参加させてもらえて本当に良かった。塾長木戸さんと参加者ゆうまくんは特に特にありがとうございました。

今思うと、愚放塾は竜宮城みたいなところ。1ヶ月すんごい長かったような、短かったような。時間の感覚がよくわからない。でも、それってきっと充実してたんだろうなと思う。こんな経験、人生でそうそうできることじゃないだろうな。また行くかもしれないけど。笑

コレを読んで少しでも愚放塾のことが伝わったら嬉しい。少なくとも僕が感じたことは素直に書いたつもり。愚放塾を終えて今後の自分がどうなっていくか楽しみ。よし、森啓太らしく生きていこうっと。

森啓太

 
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