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「コミュケーション」の力!
2015/8/4 塾長ブログ
 
人類の繁栄の理由は?
 
人類の始原、狩猟採集時代と呼ばれる頃、男たちの仕事は獲物を獲ることした。猟をすることはいつも死の危険と隣り合わせだった。人類は他の動物に比べ、身体的な能力には恵まれていない。原始の男たちにも不安がなかったわけでない。呪術的な習俗の史実は彼らの死の不安を物語っている。

しかし、呪術によって彼らは生き延びたのではない。もしそうであるなら、現代においても、呪術的な技術が科学技術を凌駕しているはずである。

人類は過酷な状況からどうやって脱出し、現代の繁栄を築いたのか。先行きの不透明な現代、将来に不安を抱えている人も多い。人類の生き延び方を学ぶことは決して間違ってはいないだろう。

身体的劣る人類が狩猟するためには狩りの道具は不可欠だ。しかし、一人では立ち向かえない。当然、集団で協力する。協力するために互いに「コミュニケーション」しなければならない。瞬時に行動するためには、「非言語のコミュニケーション」も必要だった。

人類がコミュケーション能力を得たこと、それが窮境を脱したひとつの答えである。

と同時に、脳を大きく発達させた要因でもある。社会が複雑になるにつれて、コミュニケーション脳もさらに進化し、表情を読み取ったり、共感したりと、相手の心を読むことさえも学習した。

ハーバード大学の研究によると、相手に共感したり、みんなの幸せを願ったりするとオキシトシンという「幸福ホルモン」が脳内に放出され、免疫力が高まるような身体システムが人類に具わっているそうだ。この研究結果からもわかるが、人類とはコミュケーション力を発達させることで協力し合いながら、みんな一緒に幸せになろうと進歩してきたのである。
 
逆もまた真なり
 
しかし、それだけではない。

たしかに人類のコミュケーション技術は現実における有効な伝達手段である。しかし、逆にコミュケーションによって「現実」が造られてきた面も無視できない。

人類はやはり必要に迫られて芸術を創造し多彩な文化を築いてきた。生きるために共有する「現実」を作ってきた。前言を食むことになるかもしれないが、先に挙げた呪術も人類のコミュケーション能力の創り出した共有する「現実」なのだ。

愚放塾の「コミュニケーション教育」は、単なる伝達スキルを学ぶのではなく、他人と感情や感覚、思いを共有し、そのつながりのなかから、未来という「現実」を創り出していく。
 
参考記事:
「話し上手に人生の妙味は分からない」
「復学・復帰を目指す大学休学生、不登校生に学んでほしい「演劇コミュニケーション教育」」
「演劇教育コミュニケーション・メソッド」
「創造的病について」
 
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