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大学休学、不登校生を悩ます不安の正体とは?

不安にとらわれているときは、底なしの穴に落ちていくような、そして、落ちながらも宙づりにされているような感覚がありますね。

不安の特徴

不安に襲われると、胸が締め付けられるように圧迫されて苦しくなります。

心拍数が上がり、居ても立ってもいられません。生きていることの実感が希薄になる人も多いのではないでしょうか?

僕も、大学時代は不安に苛まれていました。

自分に全く自信がなく、はたして人並みの生活を送ることができるだろうかと、将来への漠然とした不安にいつも覆われていました。

不安の特徴は、恐怖と違って対象があやふやです。先行きに不透明感があり、その対処法が分かりません。ゆえに、不安になるのです。

不安になる人の共通点

不安を抱えている人は、いわゆる神経質な人でしょう。些細なことが人並み外れて気になるような人です。僕がそうでした。

「出掛けに戸締りはしたか」、「ガスを切ったか」とかが必要以上に気にかかり、もう一度確認しないと気がすみません。

些細のことにこだわる性格ですから、自分の欠点ばかりがクローズアップされ、将来に対しても悲観的に考えていました。

また、対人関係においても、自分の言動が相手を不快にさせたのではないかと気を病みんでしまいます。

その不安がエスカレートすると、自分の身体もしくは存在自体が相手を不愉快にしているのではないかと絶望的な思いに駆られてしまい、人と話すことさえできなくなってしまいます。

不安の正体

ちょっとしたことでも不安になる神経質な人は、自分に不幸な出来事が起こったり、みじめな状態になることを常に恐れています。

しかし、その心理の裏を返せば、一度だけの人生、よりよく生きれなかったらどうしようという生に対する執着が、人一倍強いと言えないでしょうか?

たとえば、健康でありたいという執着が強すぎると、ちょっとした体の変調でも悪い方に考えてしまい、病気になったらどうしようという不安が大きくなってしまいます。

もうお分かりですね、不安の正体は、強すぎる「生への執着」です。

つまり、よりよく生きたいという「生への執着」がより強い人が、不安になりやすい人とはいえないでしょうか?

不安の捉え直し

上述の通り、神経質で不安に苛まれている人は、よりよく生きたいという「生への執着」が強いのです。

とすれば、自己の強い「生への執着」を自覚し、よりよく生きるための原動力に変換することができれば、不安症を解決するばかりか、人生の思わぬ可能性が開けてくるのではないでしょうか?

復学・復帰を目指す大学休学、不登校の方へ

愚放塾では対話によって、不安を解消し、不安の可能性を開く試みを行っています。

愚放塾教育の土台は、「支援力」です。

互いに認め支え合いながら、その信頼のもとで対話も行われます。対話といっても、直線的に解決策を求めることはしません。対話を続けて行くことを目的としながら、そのなかから自然に解決策は見えてくるものです。

不安についての対話も同じです。

それぞれが不安を打ち明け、その内容をみんなで支え合います。解決策を探るより、不安を開示して対話を続けることのほうが、実際に効果があります。

それぞれが不安な想いをシェアーしているうちに、不思議と不安であることのネガティブな側面は消えていきます。なぜ今自分は不安を感じているのかを各人が発見し、いま何をすべきがおのずから理解できるようになります。

みんなで支え合いながら対話を続けていくことが、不安の正体を明るみに出し、生きていく強みに変換させます。

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参考記事:
→小さい時から不安を苛まれながらなんとか不安を克服していった記録です。「弱いまま強くなるために」
→うつは創造的な病という見解もあります。「うつへの対処法」
→無気力の原因を探る「大学休学・不登校生の復学・復帰に対する無気力の原因を考える」