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大学休学、大学不登校生に必要なコミュニケーション力とは? 

人付き合いの苦手な人は、総じてたわいないおしゃべりが苦手です。会議などのような形式的な場では、臆せずに堂々と意見を述べることができる人でも、何気ない会話は苦手だという人もいます。

その原因は何でしょうか。

「コミュケーション力=スキル」ではない。

コミュニケーションの真の問題点は、話し方が上手だとか、内容の伝え方ではありません。スキルをいくら磨いても解決できない壁があります。

対人恐怖症の人を例にとってみましょう。

彼らが恐れているのは、人そのものではありません。人と接するときの空気感です。

たとえば、人と一緒にいて話題が見つからないときの苦しさです。その気持ちは分かります。その沈黙の気まずさは多かれ少なかれ誰でも経験があるのではないでしょうか?

しかし、対人恐怖症の人は、その沈黙に耐えきれないのです。ここにコミュケーションの問題の核心があると思いますが、いかがでしょうか?

「コミュニケーション力=話し上手」ではない。

その問題の核心を明らかにしていく前に、コミュケーション力のある人とはどういう人を言うのか、考えてみましょう。

どんな人ともさりげなくおしゃべりのできる人は、コミュケーション力があります。しかし、必ずしも彼らは話し上手なわけではありません。

真のコミュケーション力のある人は、それほど話さなくても相手が話してくれます。次々と会話が流れていきます。彼らが聞き上手だからです。相手の出身地や趣味などから始まって、相手の得意分野などの話題にもっていくのが上手なのです。

コミュケーションの問題の核心は、「聞く力」である。

人との接し方が苦手だという人は、自分が喋るのではなく、聞き上手になることをお勧めします。ただし、聞き上手になるというのは、表面的に相槌を打つことでありません。

最初はたわいない会話を心がけましょう。初対面の人なら、気候や天気のことからでもかまいません。それから出身地や職業といったところに糸口を見つけて、興味を持って相手に聞いてみましょう。

自分の知らないことを学ぼうという姿勢で聞き役に徹すると、自然と心のこもった質問や相槌が出てきます。相手も気持ちよくなり話が弾むことでしょう。自分にとっても得るものがあり、実りある会話となるのではないでしょうか。

復学・復帰を目指す大学休学、不登校の方へ

愚放塾の演劇ワークショップでは、お互いに取材し合って他己紹介をしたり、相手と自分を入れ替えて会話をしたりします。相手の立場から物事を見たり、考えたりするための訓練です。

人とコミュニケーションがうまく取れない人は、自分のことばかりに気を取られて相手が見えてないことが往々にしてあります。

自分がどう思われているのか、こんなこと言ったら嫌われないだろうか、笑われないだろうか等、自己中心的にしか思考が回らなくなっているのです。

他者中心的なものの見方を身に着けることで、相手の気持ちを察することができます。それだけではありません。過剰な自意識を取り去り、自己を客観的に見られるようになります。

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参考記事:
→新しいコミュケーションのとり方とは何か?「新コミュニケーション演劇教育」
→大学休学生、大学不登校生のための「演劇コミュニケーション教育」
→教師のための「演劇教育コミュニケーション・メソッド」
→コミュケーションの成り立ちからひも解く「『コミュケーション』の力!」