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大学休学、大学不登校生に贈る「支援」の思いも寄らぬ力

世間を見渡すと、大量生産、大量消費がいまだ行われているように見えます。

しかし、確実に個人の意識は変わってきています。各人の生き方や趣味にかかわるこだわりが、購買にも反映され、いまや会社組織のあり方自体が問われる時代になってきています。

競争の時代は終わった?

現代は変化の激しい時代です。未来予測も簡単にはいきません。複雑化して一筋縄ではいかない時代、これから私たちは、どこへ行こうとしているのでしょうか。

ゴールがよく分からないのですから、競争が意味をなさなくなっているのは当然です。

時代の風向きが変わると、最後尾を走っている人がトップに躍り出たりもします。目先の価値観を信じ、努力して勝ち組になったとしても、時代に裏切られ敗者になることも、近い将来、決して珍しいことではないようになるでしょう。

敵に塩を贈る時代?

競争の時代は、直線的に答えが得られました。机上で企画して、トップダウン方式で管理を徹底した組織が勝ちました。結果さえよければ、よかったのです。

しかし、変化の激しい時代は簡単に答えが見つかりません。相手を助けると損をするといった、競争原理が通用しなくなりつつあります。

たとえ敵であっても、助け合わないと生き残れない時代は、もうそこまで来ています。不透明な未来に対して、私たちは互いの知恵を活かし合う「知恵」が必要になってきているのです。

シンパシーではなく、エンパシーの時代!

シンパシーとエンパシーという、似て非なる英語があります。ある解説によると、シンパシーは「感情移入」、エンパシーは「自己移入」と訳出しています。

たとえば、いじめに遭っている人を見て「かわいそう」と思うのは、シンパシーです。その状況を自分に置き換えて「助けてやりたい」と思うのが、エンパシーだそうです。傍観的な態度ではなく、一歩踏み込んで共に行動しようとするのが、エンパシーなのです。

エンパシーとは、先の見えない時代に、互いに認め支え合いながら、共に行動するための「前提」と言い換えてもよいと思います。

愚放塾ではそのことを「支援力」と呼んでいます。

復学・復帰を目指す大学休学、不登校の方へ

愚放塾では、「支援力」を土台として教育的営みが行われます。

演劇ワークショップにおいても、それぞれの課題に対して直線的に解決法を探すのでなく、対話することそのものを目的として副産物として偶然に解決策が生まれることを常に試みています。

参加者が対話を支え合い、対話を続けることで視点が移動していく、その多角的なものの見方から多くの発見が得られます。

誰もが同等の立場で自由に意見を述べ合い、演劇的行動によって発想の転換を図りながら、対話を楽しみ、試行錯誤を面白がって、さまざまな答えがもたらされます。互いに認め支え合いながら、なかなか答えの見つからないことに対処していくことがこれからの時代に即した方法だと思いますが、いかがでしょうか。

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参考記事:
「『分かち合う』という支援教育」
「滅びの力を利して生きること、それが自然の摂理である」
「みんなが好きなことを好きなだけやっても、機能するのが愚放塾である」