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大学休学、不登校の諸君、
       いまの時代だからこそ『暇』が必要なのだ!

学校は英語で「スクール」(school)ですが、ラテン語の「スカラ」(schola)から来ています。

「スカラ」のもともとの意味は、ギリシャ時代にまでさかのぼり、ギリシャ語の「スコレー」(skhole)、すなわち『暇』だそうです。驚きますね。

ビジネス化している現代の学校

奴隷制の立脚していた古代ギリシャの貴族たちは、暇と金に飽かせて学問を楽しんでいたのでしょうか。

ともあれ、じっくり時間をかけて議論しながら真理を探究する、それが学問の本義ではないでしょうか。

いまの学校はけっこう忙しいですね。

暇ではなく忙しい(busy)、思わず笑ってしまいます。

「忙しい人のスキマ時間にできる英語勉強法」などの広告を見かけますが、学問が本来の意味を失って、いろんな意味でビジネス(business)化しています。

学問の本来の意味

先述しましたが、学問とは、ギリシャ時代はもとより、日本でも江戸時代までは、本来「真理を探究し人格を修養する」ための手段だったのです。

ゆとりのある時間のなかで、自分を見つめ、人生とは何か、自然とは何か、倫理とは何か、生き方の根本問題を議論しながら探究したのでした。

「論語」の有名な冒頭の章、「学びて時に之を習う」には、孔子の学問に対する姿勢が書かれています。

学問、すなわち先哲の歩んだ道を学び、それを実践し、友と議論することの楽しさが述べられています。

正しいのはどっちだ!

大学休学、不登校のみなさん、たしかに世の中は厳しい状況にあります。メディアからは将来の不安や焦りをあおる悲観的な情報が流れてきます。

しかし、皆さんが今の状況に置かれているのは、決してみなさんが弱いとか、怠惰だからではありません。

そうではなく、みなさんを取り巻く社会のほうに問題があるのではないでしょうか。みなさんがいち速くその問題点に気づかれているからこそ、不安を感じ意欲が湧かないのではないでしょうか。

将来へ向けて自分の種を撒こう!

いまの社会に欠けているものはなんでしょう。まさしく暇です。ゆとりある時間です。子供から大人まで、現代の人々は時間に追い立てられ、へとへとに疲れ、自分を見失い、希望を持てなくなっています。

現在に最も必要なのは、じっくり考え、自分を見つめ、そして、自分を変革する時間です。

今の自分を改革して確固たる生き方の土台を築けば、世の中がいかように変わろうとも、大丈夫です。

やり続ける何かを見つけてそれを継続して、機械にも人にも取って代われない専門性を身に付けることが、普遍的な生き方になってくるのです。

そう考えると、皆さんの今の状態は、将来に向けて種まきし、芽生えた苗をじっくり育てる期間と捉え直すことができませんか?

将来を見据えて有効に使えば、今まで押しつけられた窮屈な枠を破って、自分本来の生き方を目指す大きな転換点となるはずです。

復学・復帰を目指す大学休学、不登校の方へ

愚放塾の周辺には美しい自然があります。愚放塾周辺の景色をご覧ください。

その自然に囲まれて、朝な夕なに散策し自分を見つめ取り戻し、対話し議論して人生の根本問題を考えます。

演劇ワークショップは、自分を変革する時間です。現実のシミュレーションを舞台で行います。各自の課題の克服をみんなで考えます。舞台の上で試行錯誤し、究極の状況の中で決断します。虚構世界といえども、現実を深く掘り下げ、真実に出会えます。

農業の時間は、自然と対話する時間です。自然農法による栽培をしているので、草も生え放題、虫も駆除することなく、自然そのものの息吹を感じ、その優しいエネルギーに包まれて心が癒され、生きる力が湧いてきます。

愚放塾のワークショップの様子はこちらです。

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参考記事:
「身体性を取り戻そう」
「創造的病について」
「環境を変えてみよう」
「『いのち』を分かち合う農業教育」
「愚放塾の農業教育」
「『自己変容』こそ命の原理である。」