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大学休学生、不登校生の復学・復帰へのヒント

愚放塾の演劇のワークショップでは、まず参加者に「形」から入ってもらいます。たとえば、みんなでにっこり笑い合います。鬼ごっこをして体を機敏に動かします。姿勢をぴんと伸ばして歩いてみます。

なぜ、そうするのでしょうか?

脳は筋肉の状態に反応します。顔の筋肉が緩んでいると、脳は笑っている状態だと判断し、楽しい気分になるそうです。楽しから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのだと聞いたことはありませんか。

実際、猫のように姿勢を丸めて自己紹介するより姿勢を伸ばして言った方が、自己肯定感が高いという実験結果も脳科学から報告されています。

「外相整って内相おのずから熟す」とは?

たとえば、ちょっとうつ気味で外へ出るのが億劫になるときがありますよね。その気持ちのまま家にいると、ネガティブなことばかりが浮かんできて、ますます落ち込んできた経験は誰もがあると思います。

仏教の言葉に「外相整って内相おのずから熟す」というのがあります。

外相というのは外面のことで、内相というのは内面のことです。仏前で手を合わせ深々とお辞儀をすると、おのずから敬虔な信仰心が湧いてくるという意味です。

僕が高校の時、学年トップの秀才に勉強法を尋ねたことがありました。彼はそっけなくこう言いました。「勉強したくなくても、まず机に向かって本を開くんだよ。そうするといつの間にか勉強しているのだ」と。

まさしく「外相整って内相おのずから熟す」ですね。勉強する気分にならないから勉強できないというのは凡才の発想だと思い知らされました。

自信がなくてもやってみる!

「自信がないからやらない」というのは普通の発想ですね。また、未経験のことに出会ったとき、自信がないのは当たり前の話です。まだ一度もしたことのない初めてのことなのですから、無理もありません。

しかし、「外相整って内相自ら熟す」の仏教的発想を日常的に活かすならば、自信がなくてもまずはやってみるということになります。

心より形を重視して、まずは、行動の方を先行させるのです。行動をすることによって、心境も変化します。失敗しても、また挑戦しようとする気持ちが出てきます。

青年は荒野をめざす?

たしか五木寛之の小説だったと思います。「冒険を恐れる若者なんて、死んだ方がましだ」なんて勇ましいセリフが出てくるのが、印象的でした。

しかし、現実は小説世界のようにもいかないのも事実です。そんな無鉄砲なことはできません。

私たちには、たとえ苦しくても自己実現を成し遂げたいという気持ちと、苦しいことからは逃げ出したいという気持ちの両面が確かにあります。人間なら誰しもがもっている二面性です。

「外相整って内相おのずから熟す」を教科書的に解釈するならば、逃げたいというネガティブな気持ちをそのままにしておき、自己実現したいという気持ちの方を優先して行動するのです。

それができれば、間違いなく自己実現は可能でしょう。

しかし、僕はこうも考えます!

もし苦しくて逃げたい気持ちの方が強いのなら、その気持ちに素直に行動してみるのです。

つまり、具体的に逃げるのです。苦しいことから逃げるのではなく、苦しい場所から逃げるのです。苦しいところから離れた未知の場所まで逃げ切るのです。


そうできたなら、立派に「外相整った」ことになりませんか。

僕は何も屁理屈を言っているのではありません。学校へ行くのが嫌で自宅で「負の葛藤」を繰り返しているくらいなら、気分転換ぐらいに考えて、思いっきり遠くへ旅に出てみるのです。

きっと気分転換ぐらいでは済まなくなりますよ(笑)

そこでの体験は、マンネリ化したいままでの生活を一新してくれるどころか、見るもの聞くものが新鮮で、いやがうえにも行動が活発になります。おのずから建設的な発想も生きる力も湧いてくるのではないでしょうか?

「青年は荒野をめざす」の現実的修正版というところでしょうか。

復学・復帰を目指す大学休学、不登校の方へ

思い切ってひとり旅に出るのもいいと思いますよ。

引っ込み思案で神経質だった僕が、大学の時にヒッチハイクで北海道を一週したことがありました。決死の覚悟で寝袋を担いで野宿しました。いまから思えば、かけがえのない体験だったと思います。まさしく現実修正版「荒野をめざす」だったと思います。

愚放塾は小豆島にあります。四国八十八ヶ所に対して、小豆島八十八ヶ所のお遍路巡りがあります。伝統ある農民歌舞伎も行われています。海あり山あり明るい日差しの青空が広がっています。豊かで美しい自然に囲まれています。

気分転換に一度愚放塾に遊びに来てみるのもいいと思います。一日体験3,000円です。交渉次第でもっと安くしてもいいですよ。もちろん食事付き、そのうえ宿泊代無料です。大歓迎しますよ。

必ず気分転換以上の貴重な体験ができると思います。好き放題にしてもかまいません。ワークショップをすることもOK。いろんな体験をして、いろんな話をしませんか。

みなさんはどう思われますか?

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