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自然な流れの中で変容を経験することができました。
I.Y 女性
 
自己を客観視するワークは不思議な感覚だった
 
愚放塾で色々な気付きを得ることができました。自己変容を願っていてもそれは簡単なことではありませんが、自然な流れの中で変容を経験することができました。

教員のためのワークショップということで、前半は各自が現場で抱えている問題を再現しました。自分が経験した事を再現することで、その時の「自分」が演技の場に多少なりとも現れていたように思います。

現実では、自分のことを客観的に批評してもらうことはなかなかありませんが、ワークショップでは相手役の方や、木戸さんから私の印象を聴くことができたので、自分というものを客観的に知ることができました。「相手にはこう見えていたのか、こう感じるのか、」と不思議な感覚でした。
 
言葉で自由に表現できる驚き
 
後半は「物を拾い」、それについて考え、言葉を書くというワークでした。学生時代から美術をやっているということもあり、形や色に対しては「ここが好きだ」など意識することに慣れていたので、すぐに拾いたい物が見つかりました。なぜ自分がその拾った物に気持ちが向いたのかもよく自覚していました。

おかげで、それについて「書く」という時に、流れるように言葉が見つかりました。ここでつながってきたのが、毎朝行っていた「ライティング」でした。3分という制限された時間の中で、思いつくままに言葉を紡ぐ取り組み。「考えずに言葉を書く」という日常とはかけ離れた行為です。

「自分が愛着をもった物について書く」という要素が加わったことで、一気にライティングの気持ち良さに気付くことができました。それは、細密描画を描く時の感覚と似ていました。感じたことや質感を筆圧やぼかし、線を重ねることで描いくように、「言葉」でデッサンしているような感覚です。「考えて描く必要がない=文章として伝わるかどうかを頭でいちいち判断を下す必要がない」ので、頭をかすめた言葉や文をどんどん書き出せば良いのです。

言葉でこんなに自由に表現できることを実感したことはありませんでした。言葉で会話をして、言葉で思考し、日々生活している私にとって「言葉=私」が自由に広がった瞬間でした。それは「言葉=日常」を見つめる新たな手段を得たようなものだと思います。こうして振り返ると、これらの発見は自分の中にあったのだという事に気付きます。

それを引き出してくれたのが木戸さんのワークショップでした。決して強引ではなく、参加者の様子を見ながら舵取りしてくださる方法は、ゆるやかに自分が自分に気付く時間を提供してくれます。
 
ちょっと視点を変えることで世界が開ける
  
また愚放塾での掃除も短時間ではありましたが印象的でした。愚放塾は気持ちの良い一軒家です。心を込めて掃除することで、気持ちの良い清潔感が生まれていました。掃除場所は指定されるのではなく、自分でやりたい所をやることがルールでした。それがミソなのだと思いました。
 
大人も子ども生きづらさはそれぞれに抱えていることでしょう。しかし、ちょっと視点を変えることで世界の見方は開けていきます。そして、それは日々を豊かに生きて行くために必要なことです。そのきっかけを得る場所として愚放塾はあるのだと思いました。ありがとうございました。

 
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