大学休学、不登校から復帰・復学までの期間に「好き」を見つける!

大学休学、不登校のみなさんのなかには、まだ、復帰・復学できる確信もない、将来に対して不安でいっぱいなのに、「好きなことを見つけるどころの話じゃないよ」と言われる方もいらっしゃると思います。

もっともです。しかし、自分のやりたいことを見つけ、それに向かってそれを実行していくことが、結果として復学・復帰につながるのです。それどころか、自分の才能に確信が持て、人生の展望が開けるようになると思います。

今回は自分のやりたいことが見つからない人のために、自分のなかに隠れている「好き」を一緒に考えていきましょう。

将来のことは一旦忘れる!

世の中で成功した、しかも大成功した人の経歴を見ると、成功までの道筋が直線ではありません。蛇行を繰り返して成功を手にしています。

みなさんも同じようにスタートを切っていると思いませんか?将来が見えなくても、大丈夫です。

たとえば、有名なスティーブ・ジョブズはリード大学を中退しています。中退後も、「カリグラフィー」の授業を潜りで聴講していました。その期間の熱中が、のちのアップル・コンピューターのあの美しいフォントを生み出すのです。

ジョブズが大学を中退して授業に潜っていた時、将来の道筋まで考えていたでしょうか?

ジョブズ自身も、スタンフォード大学での卒業式のスピーチで「人生は無関係な点と点のつながる巡り合わせが必ずある、だから、周りに惑わされずに、自分の直感を信じて『今、やりたいこと』をするのがいい」と言っています。

フェイスブックの生みの親であるマーク・ザッカ―バーグにしても、興味本位で在学生と卒業生が連絡を取り合うネットの手段がないかを考え出そうとしただけでした。それがいまや世界で13億人の会員数を持つSNSとなったのです。

この二人の成功例はいささか極端だったかもしれません。

しかし、「現代」という時代において未来を予測することはほとんど不可能に近いことです。輝かしい未来を手に入れたいのなら、未来ではなく、いまの心に従うことです。

とにかく、周囲の雑音に惑わされず、いま好きなことを見つけ、それに熱中することが、いまのみなさんにとってなにより大切なのです。

それでは、自分の好きなことを見つけるにはどうしたらよいでしょうか?

まずじっくり自分を見つめる時間を持ちましょう。そうして、次のいくつかの点を自問してみましょう。

1、学校教育の才能観をリセットする!

たとえば、絵を描くのが好きなのに、「学校の時、美術の成績が悪かったから、自分には才能がない」と思っているみなさん、才能のある、なしの根拠を学校の成績に求めるのは間違っていますよ。

もしかしたら、みなさんは学校教育の甚大な被害者かもしれませんね。

「学校教育は、ひとり一人の個性を伸ばす豊かな教育」とスローガンを掲げても、その本質は没個性教育です。クラス編成、一斉授業の教育システムでひとり一人の個性を伸ばせるはずがないのです。

学校の勉強といえば、ほとんどが座学。しかも主要5教科に重点が置かれる知識偏重教育です。それに、5段階評価システムは、たとえ美術や音楽の芸術教科であっても、点数化しますから一面的な捉え方でしか評定できません。

そのゆとりのない窮屈な教育システムの中で、どれほどの才能が切り捨てられたか?

アインシュタインも物理の先生に、「あなたには物理の才能がない」と断言されたそうですね。ビートルズのポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンも音楽の先生からさじを投げられ、学校の音楽の時間で学んだことは何もないと言っています。

僕も中高の教員をしていたので、みなさんの才能発揮を阻む片棒を担いだ一人として反省しています。いま挙げたとおり、学校教育は才能教育ではありません。

ですから、アインシュタインやビートルズの例を見るまでもなく、小中高と成績が悪くても決して才能がないとはいえません。

もし好きなことがあって、学校の成績で才能がないと思い込んでいるとしたら、一度その思い込みをリセットして、もう一度その好きなことにぜひ挑戦してみてください。

2、いままでしたことのないことをしてみる!

みなさんの中には、みなさんも知らない才能の鉱脈が埋もれているかもしれません。いままでしたことはないけど、してみたいことを片っ端からしてみましょう。

幸い時間はありますよね。その時間を有効に使って新たなことに挑戦してみましょう。

「音楽をしたいけど楽器を演奏できないし、楽譜も読めない、いまから楽器を習って楽譜の勉強することを考えただけでも疲れてしまう」と、ため息をついている人がいるかもしれません。

作曲部門で数々のアカデミー賞に輝いているハンス・ジマーは楽譜が読めないのに、音楽を作って成功しました。ハリウッド俳優のトム・クルーズは識字障害で台本が読めないのは有名ですね。日本でも「シクラメンのかほり」でレコード大賞を取ったシンガーソングライターの小椋佳は楽器が弾けません。作曲は口ずさんでします。それを録音して専門家に採譜してもらいました。

若いみなさんの前に、立ちはだかる壁など大したことはありません。

好きであれば、簡単に壁は越えられます。いままでしたことがなくても、してみたいと思ったならば、まずやってみましょう。

3、楽しい気持ちになることをやってみる!

大きな変革を起こすのは毎日の小さな行動の積み重ねです。同様に、生涯やり続けられるような本当に好きなものを探すのも、絶え間ない日々の積み重ねです。

日々の小さな楽しさを大切に、その楽しいことを続けていくうちに、好きなことが見つかるのです。

どんな人間になろうと考えるより、まずどんな人間でいるのかが大切です。いま目の前のちょっとした楽しさを一生懸命にしてみます。自分の心を偽らずに些細なことにもこだわって生活してみましょう。楽しさづくめの生活を毎日コツコツと積み上げていくのです。

そうしていくうちに、ある日、偶然、「これだ!」ということが天から降ってきます。

それはトイレにいるときかもしれません。あるいは風呂に浸かっているときに、あるいは眠る前のうつらうつらしたときに、突如、「これからの人生がぱっと広がり、これをしよう!」と合点が行く「好きなこと」に巡り合えるかもしれないのです。
参考記事:
「大学休学、不登校生の復学・復帰に向けた才能開花法」
「『自分を使い切る』とは、どういうことか?」
「10,000時間熱中するには?」

復学・復帰を目指す大学休学、不登校の方へ

ひとり一人が、あるがままの自分と向かい合い、恥ずかしい自分、ダメな自分、困った自分などなど、自分ではガラクタと思い込んでいる自分をひとつひとつ、洗い出し、点検してます。

躊躇して引っ込んでいた自分を、みんなに支えられて、思いっきり使い切ってみると、思いのほか、「私って意外と素晴らしいじゃん!」と、気づかされます。

いままでのガラクタ(だと思い込んでいた自分)が、宝石に生まれ変わったのです。

そこから自分が好きになり、自分の好きを発見する、それが、愚放塾の演劇ワークショップ!

みなさんはどう思われますか?

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