復学・復帰を目指す大学休学生、不登校生に知ってほしい「演劇と出会った幸運」

僕は小さい時から、大勢の前に立たされると、恥ずかしさのあまり体がグニャグニャ動きだし止まりませんでした。

手足は自分のものではないように震えに震えて、まともに言葉が出きてません。同級生が平気で出来ることが、僕にはできませんでした。

そのことがコンプレックスとなって、大学生になっても人とうまく付き合うことができず、かといって、独りで生きていくこともできませでした。弱い自分を嫌というほど思い知らされ、自分に対してまったく自信が持てませんでした。

そんな僕が教師になりました。(そのあたりの切ない経緯はこちら「僕が教師になったやむにやまれぬ事情」を読んでください。)

最初の1カ月で教師をやめようと思った!

当時、田舎の小さい中学校の教師になった僕は、1か月も経たないうちに精根尽き果てました。

ひとクラス20人余りの生徒の前でさえ、緊張してしどろもどろ、生徒からは失笑が漏れる。「おちょくり」が入って馬鹿にされ笑われる。

わずか45分授業がつらくて、すぐにでも辞めてしまいたいと思ったほどでした。

しかし、教師を辞めたところでまったく自信を失っていた僕に、ほかに何かできるものありません。

大学が合わないと悩んでいる休学生、不登校生のみなさんも当時の僕と同じではないでしょうか?

人生とは不思議なもので、僕はそれから20年以上も教師をすることになりました。

演劇と出会ったことが僕を変えました!

僕は地元の老舗劇団の研究生となりました。

なにより幸運だったのは、研究生を指導する担当者が、とにかく僕らの話を聞いてくれ、僕らの個性を引き出しくれる人だったことです。

研究生の僕らにとって、劇団の稽古場は、互いに各自の不安や自信のなさを支え合って「自分を見つめ、自分を開花させる」居場所でした。

愚放塾は、そのときの僕の経験から、担当者の教育姿勢、劇団の稽古場の雰囲気をモデルに作られた「自分を見つめ、自分を開花させる」居場所として作りました。

演劇には、不思議な力があります!

自分のなかに渦巻いている否定的な力を肯定的な力に変えてくれました。

自分でもどうすることもできない負のエネルギーを、生きるエネルギーに変えてくれました。

あるがままの自分を肯定することを教えてくれました。そして、その素の自分を変換して個性や才能を開いてくれました。

演劇のおかげで、神経質は繊細さに、自信のなさは、慢心せず前に進む力に変わりました。そして、僕にとっての才能とは、若者の可能性を開く「教育力」だと気付かせてくれました。

結果、当初大間違いだと思った教師を24年も続けることができたのです。

この演劇の自己変容力については、次回、書きたいと思います。

復学・復帰を目指す大学休学、不登校の方へ

愚放塾には「ぬくもり」を感じる場があります。

みんなが互いを認め支え合い、その「ぬくもり」を作ります。

みんなが安心して自分をさらす、ことのできる居場所です。

一人ひとりがありのままの自分と向き合い、自分ではガラクタと思い込んでいる自分が、思いのほか素晴らしいと気付かされます。

みんなのあたたかい視線に支えられて、ダメだと思い込んでいた自分が宝石に生まれ変わります。

みなさんはどう思われますか?

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参考記事:愚放塾の演劇教育論
「演劇ワークショップとは?」
「塾長インタビュー:なぜ演劇を「愚放塾」の中心に据えているのですか?(Q4)」
「演技の力」
「『プリコラージュ』演劇教育法」
「自己プレゼン演技術その1」
「大学休学生、大学不登校生のための演劇教育」
「自己変容とは、自己イメージを変えることにほかならない」