ワークショップ >体験者の声>「演劇とは何か?」を語る >私とあなたの区別のない世界へ飛び出して、新たな挑戦へと目覚めた!

 
私とあなたの区別のない世界へ飛び出して、新たな挑戦へと目覚めた!
Iさん 女性 74歳
 
覆っていた籠から自分が飛び出した
 
1日目ワークショップ
木戸さんの指示に従って、体内の気になるうごめきを増幅していくと、自然に身体が動き出した。身体の動きにまかせていると、私はいつのまに胡坐をかいて座っていた。

頭の中では、富士山がイメージになって現れた。左右のバランスがとてもいい。完全な富士山だ。でも、なぜか、見飽きた陳腐な富士山だ。「退屈だなあ」と眺め続けていると、ずっと地底の奥に何かがある。「ああ、岩だ」と観察していると、両手が力強く動き出した。十本の指が力強く動いている。

何を練り合わせるのか、破壊しようとしているのか、どんどん両手の指に力が入り、動きに熱中してゆく。美しい退屈な富士山を吹き飛ばさんばかりにマグマが湧き上がり、そのうちに右手から光が差し出し、静かに終了した。

木戸さんが、「マグマが湧き上がり、富士山が爆発したんだね」と言った。妙に納得した。
自分を覆っている籠から飛び出したのだという感じを持ったからだ。

人間は、肉体、心、霊で出来ている。分かるようで分からないことが肉体を通して分かった。富士山は表から見える肉体、岩が霊、マグマが心であると分かった。

肉体と経験知で覆われていた大本の霊が、心が動き出して、外へ飛び出した。いままで足かせになっていたカゴメを打ち破って新たな世界へ飛び出したのだ。

私が素粒子で出来ているのなら、霊は原子核で、心が原子核を回っている電子、そんなふうなイメージも湧いた。いままでバラバラの知識であったものが、体で統合され、統一されていった。
体験者の声
 
私があなた、あなたが私であることが体で分かった
 
2日目ワークショップ
二人一組になって、互いの身体を触れ合った。交代で横になる。触る人、触られる人が、木戸さんの指示に従って、互いに言葉を交わしながら、ワークを進めていった。

やはりイメージが湧いてきた。私の踵が切り株で旅人の休み場所。たくさんの人が座って、どんどん土の中にのめり込んでいく。地底に埋まってゆくが、怖くない。光が導いてくれて明るい。どんどん軽くなっていく。

長年埋まっていたので、掃除をしたのだ。切り株の周りの塵を取り、ぬるま湯で洗った。すると、自然に声が出た。旅人に休み場所はここであると歌いだした。切り株は地底奥深く埋まっていても、歌を歌い続けるから、どこにあるのかすぐ分かる。

旅人は私であり、切り株は私の土台である。私をいつも待っててくれる休み場である。一日目のワークに結びつけると、切り株が霊であり、旅人は心である。一体なのだ。

二人で組んでやるワークだったが、私があなた、あなたが私であることが体で分かった。

12年前、木戸さんにお会いした時、私は話し言葉がすべて虚ろで空しく感じて、アとかウとかオになってしまい、ただ「アーアー」と、体から湧き上がるままに声を出し続けた。頭から不思議なくらい高い声が出た。それがけっこう楽しく、即興パフォーマンスなどをやり、それでよしとしていた。

ところが、木戸さんに「低い声を出してごらん」と言われ、私はそんなことはできないと戸惑った。音域として低いか高いかどっちかで、全域は無理だと思った。しかし、いつの間にか、地底から湧き上がるような振動とともに、どこまでも低い音が出るようになった。

今回、久しぶりに木戸さんのワークを受けた。天上のさえずりだけではない。地底から湧き上がる振動は光となり、土台を照らす。私には、ふるさとの岩(五葉)があるのだと確信した。

私の表現方法としては、話す、歌うだけだった。私の一番苦手な字を書くということに、今度は挑戦する。

字を書く、自覚、目を覚ます、自ずと目覚める、自動書記、木戸さん、自覚することですね。ありがとう。
 
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